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【吉野家・すき家・松屋】デブ目線で朝食を徹底比較してみた【牛丼御三家】

三者三様の美味しさ。1日がはじまる朝食、あなたならどこへ行く!?

どうも、Mr.Babeライターのキクチ定食(107キロ)です。同志の皆様、最近牛丼チェーンの朝飯がヤバいことになっているってご存知ですか? ちょっと前までやる気のない納豆定食オンリーなど、早朝からガッツリといきたい野郎どもには残念な時期もありました。しかーし、安くて美味くて朝から白メシが進む朝定食が続々登場しているのです。今回はその中でも比較のしやすい500円以内で食べられる、ハム(ソーセージ)エッグ定食に絞って調査してみました。明日朝5時、あなたはどの牛丼屋へ行きますか!?

吉野家 「ハムエッグ牛小鉢」490円 

「ハムエッグ牛小鉢」490円 (799カロリー) ※朝4時~11時まで

牛丼界の絶対的王者、吉野家は意外にも毎年新たな朝食メニューをぶち込んでくるチャレンジャーでもあります。そんな吉野家の今年の一押しメニューが「ハムエッグ牛丼小鉢」490円。2年ほど前まで発売されていたメニューですが「多くのハムエッグ注文をさばききれない」という理由で泣く泣くメニューから消えた人気商品です。そんなハムエッグが今年、吉野家が独自開発した小型フライパン(スキレット)で調理、そのまま提供するという新たなオペレーションで復活!

待つ事約数分。目の前に現れたのは熱々すぎる逸品。おおぶりなハム、玉子、野菜、コーンが彩りよく、オンザスキレット。白米と味噌汁、味付け海苔という朝食のゴールデントリオが揃えば言う事ありません。しかも今回は500円以内というお題のため、牛小鉢をつける事にいたしました。これで499円は安い!

さっそく玉子をくずし、ハムと一緒に口にほおばります。クチャクチャ…う、うまい! スキレット自体が熱をもっているためハムも玉子もめちゃめちゃジューシー。まるで母ちゃんの作り立てのような美味さ。いやいや、よく考えたら味付けでいえば母ちゃんの比じゃないほどに完成されているのです。ハムの塩気が食欲をそそります。

ここで牛小鉢をメシにぶっかければ、ミニ牛丼の完成。そこに半熟玉子と、紅ショウガをどっさりかけて、一気呵成に胃袋にぶち込めば……! 説明の必要もないでしょう。朝から極楽気分。まだ醒めない夢を見ているかのようです。

こんなに完成度が高いハムエッグですが、吉野家では他に「釜揚げしらすおろし定食」「辛子明太子定食」「焼魚定食」など他にも超絶悩んでしまう絶品朝食メニューがラインナップされています。朝飯は毎日吉野家でもアリかも!?

すき家 「たまかけベーコンアスパラ朝食」

「たまかけベーコンアスパラ朝食」350円 (744カロリー)※朝5時~11時まで

牛丼業界の革命児、すき家。長らく朝食に関してはシャケ定食が定番で、取り立てて注目すべきメニューが無かったわけですが、昨年から提供されている「さば朝食」「ベーコンアスパラ朝食」は〝旅館並みの美味さ〟との評判を集めています。まず注目すべきは、その安さ。自社製の熟成ベーコン3枚に、アスパラ、マヨポテ、生玉子、味噌汁までついて350円のお買い得感はハンパじゃありません。ごはん大盛りでも380円ですから、500円どころか400円以内でお腹いっぱいです。

さて、とりあえず実食。まずベーコンを単品でパクリ。ふむふむ…う、うまー! カリカリ系ではなくしっとり系の触感が実にマイルド。塩気が効いているので白飯にめちゃめちゃ合います。粒こしょうの風味もしっかりとしたアクセントになっており、徹夜明けやこれから寝ますという人であればビールなんかと合わせてもかなり美味しいかもしれません。

優しい口当たりのマヨポテも見逃せません。商品名からもお分かりの通り、マヨネーズの風味がバチっと効いた絶品サイドメニュー。すき家の朝食にはほぼすべてにマヨポテが付いてくるあたり「朝から炭水化物いっぱいとって頑張って」という嬉しいメッセージを受け取りましょう。

すき家朝食のもうひとつの大きな特徴は、たまかけ定食に必ずついてくるオリジナルの「たまごかけしょうゆ」です。みりん、かつお出汁などを含んだ滋味あふれるしょうゆは、TKG(たまごかけごはん)を何倍ものクオリティーに引き上げてくれる魔法のエキスです。正直、たまごかけごはんにした瞬間、めしが足りずおかわりをしてしまいました! ただでさえベーコンも米が進む味付けになっているのに、たまごかけごはんまでしたら、どう考えても米が足りません!

朝から炭水化物をとにかく摂取したい欲張りボディの貴方には、おかわりしても500円で済むすき家の朝食がピッタリですよ!!
※ちなみに3店舗で唯一すき家さんだけ、ワンオペでした。頑張れ店員さん!

松屋 「ソーセージエッグ定食」

「ソーセージエッグ定食」400円 (622カロリー) ※朝5時~11時まで

もはや牛丼以外の「鶏のバター醤油炒め」「麻婆カレー」などが大人気という牛丼チェーンの常識を覆す異端児、松屋さん。2週間に一回のペースで独創的な新商品を繰り出す同社ですが、朝食に関しては「焼鮭定食」「ソーセージエッグ定食」の二枚看板を長年に渡り提供し続けています。その理由は、あまりにも定食として完璧で新商品が入り込む余地すらないほど、完成されたメニューだからなのです。実際、調査隊キクチも「ソーセージエッグ定食」が大好物なので、おそらく二十歳ごろから数えると1000回くらいは食べてるのではないでしょうか!?

その内訳ですが、ソーセージ、目玉焼き、サラダ、ごはん、味噌汁、おしんこ、海苔、選べる小鉢(後述)と、とにかく圧倒的ボリューム! とんでもないです。その中でもまず目につくのは、見た目も麗しい目玉焼き。松屋の特徴である鉄板による調理がされているため、端はちょっと焦げてカリカリになっていたり、店員さんの癖やその日の環境で目玉焼きの大きさや味が微妙に変化するのも、この定食の醍醐味です。焼き加減は半熟がマストですから、半分に割って流れ出した黄身にぷりぷり食感のソーセージをひたして食べると、もう最高。

残り半分をオンザごはんにして醤油をかければ、たまごかけごはんとして楽しむこともできます。

たっぷりと皿にもられた生野菜も実にイイですね。酸味の効いた爽やかなフレンチソースが特に朝の雰囲気に合い、目覚めもよくシャキリと背筋が伸びる感じ。

さてここで重要なのが「選べる小鉢」をどれにするかです。こいつの存在が長年にわたって“松屋朝食メニューが不変である理由”になるのですが「納豆」「とろろ」「ミニ牛皿」「冷ややっこ」「山形だし(期間限定)」と、どいつもこいつも魅力的すぎて、朝から俺たちを悩ませ続けているのです。米をとにかくやっつけたいなら、納豆かとろろをセレクトして一気にかっこむという手もあるし、肉がソーセージだけじゃ物足りないなら黙って牛皿にする手もあるし、腹をもっと満たしたいなら豆腐のタンパク質を摂取したいとこだし…。あーどうしたらいいんだ! と思った貴方、大丈夫。毎日日替わりで食えばいいんですよ(ニヤリ)。

というわけで牛丼大手チェーン3社の人気朝食メニューを調査してみました。どうですか? お腹減ってきましたか? 済んでしまった方はもう少し我慢して明日の朝を待ってくださーい!

キクチ定食 a.k.a 大盛りMAX