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食事中の汗は病気のサイン?|代謝がいいだけで済ませちゃダメ

汗をかくことは生理現象ですが、怖い病気が隠れているサインかもしれません。臭いが強い汗は大きな病気が隠れている可能性アリ。放置していると、症状が悪化して大変な事態に陥る可能性もあるので、早い段階で気付くことが大切です。汗の種類別の症状をご紹介していくので参考にしてみて。

食事中に汗が止まらなくなってませんか?

食事中に汗

 

食事中、汗をかくことは珍しいことではありません。

熱いものや辛いもの、酸味の強いものなどを食べると汗が出るのは体の正常な反応です。

しかし、食事の度に毎回汗が出て止まらない場合は注意が必要かも。

 

ひょっとして体が発する病気のサインかもしれません。

今回は、代謝が良いだけでは済まされない食事中の汗についてご紹介します。

 

汗をかいても代謝が良いとは限らない

「代謝がいい」とは、何もしなくても消費するエネルギー量が多いことをいいます。

体格がいいと体脂肪量も多いため、体に熱がこもりやすくなる。

 

こもった熱を下げようとして汗をかきますが、これは代謝が良いとは言えません。

ほかにも、自律神経の乱れや精神的なストレスを感じることが原因で汗をかくことも。

では、食事中に汗をかくのはどういった原理なのでしょうか?

 

食事中に汗をかくのは良くない?

食事中に汗をかくのは良くない

 

熱いものや刺激物を含む食事をして汗をかいてしまうのは当たり前。

でも、そうではないもので汗が止まらない場合は要注意です。

代謝とは関係なく、病気や体調に異変が起きている可能性アリ。

 

胃腸が弱っている可能性

食事中に頭から顔、首にかけて汗をかいていませんか?

その場合は胃腸が弱っているのかもしれません。

体内の解毒作用を担う腎臓が弱ると首に汗をかきやすくなります。

 

分解に負担のかかるサプリメントや脂っこい食事、お酒などは控えてみて。

内臓を休ませて、胃腸を元気にしてあげましょう。

 

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味覚性多汗症の可能性も

味覚多汗症とは食事の内容にかかわらず、何を食べても汗をかいてしまう病気。

味覚多汗症はまだ解明されていない部分が多いので、明確な原因はわかっていません。

 

しかし、精神的な要因もあると考えられており、トータルな治療が行われています。

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糖尿病の初期症状の可能性

自覚症状が現れにくいといわれる糖尿の隠れた原因かも

糖尿病は気づいた時には様々な合併症を引き起こしていることも多い病気。

食事中に頭や顔、首に汗をかくのは糖尿病の初期症状である可能性あります。

 

上記以外にも、
・やたらと喉が渇く
・手足がしびれる

 

これらは初期症状がみられるので、当てはまる場合は早めの受診がおすすめです。

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臭い汗は体からのSOS

臭い汗

 

食事中にかいた汗、臭いと思ったことはありませんか?

汗は臭いものだと思いがちですが、健康な人の汗は臭いません。

臭い汗は体から発せられたSOSの可能性があります。

 

甘酸っぱいにおいは糖尿病の可能性

甘酸っぱいにおいがする汗は糖尿病の可能性を示しています。

それは、糖尿病によって細胞の維持に必要なエネルギーが行き渡らないから。

そのため肝臓が代替エネルギーのケトン体を生成するのですが、このケトン体が甘酸っぱい匂いがするのです。

 

もし自分の汗が甘酸っぱいと思ったら糖尿病の可能性を考えた方がいいですよ。

アンモニア臭がしたら肝機能低下の可能性も

アンモニアのような刺激臭がしたら、肝機能の低下を疑いましょう。

肝臓はタンパク質を分解する過程でアンモニアが発生します。

 

アンモニアは通常オルニチンと反応することで尿素に変換されます。

しかし、肝臓の機能が低下しているとアンモニア臭がしてしまうのです。

前よりも体臭がきつくなったと感じたら、もしかして肝臓が弱ってるかも。

 

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加齢臭強くなったら生活習慣病の可能性も

年齢が上がるにつれて気になってくるのが加齢臭。

これが強くなってきたら、生活習慣病かもしれません。

加齢臭はたとえるのが難しいですが、古い本のニオイ言われることが多いです。

 

加齢臭が発生するのは、皮脂線のなかで脂肪酸や過酸化脂質が増えるから。

この2つの物質が結び付くことで加齢臭の原因でもある「ノネナール」が発生。

血管内に悪玉コレステロールが増えると、皮脂線でも脂肪分が増えていきます。

 

動脈硬化は悪玉コレステロールが血管内に溜まっていくことで始まるため、生活習慣病にも加齢臭は関係していると言われています。

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汗が出る病気のサインに要注意

汗が出ると体の中にある毒素が排出されていると考えるでしょう。

しかし、実は糖尿病や肝機能低下といった意外な病気が隠れているサインかも。

症状が悪化すれば日常生活にも大きな支障があります。

 

糖尿病予防をするためにも、汗からのサインを見逃さずにチェックしてみて。

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