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スーツの染み抜きを自宅でやる方法|油汚れや汗ジミを落とす

不注意で物をこぼした、汗をかいた。スーツを濡らしてしまうとできる”染み”。クリーニングに出す時間がない時は、自宅でできる染み抜きの方法を知っておくと便利です。汚れの種類に合わせた、自宅でできるスーツの染み抜き方法をご紹介していきます。スーツの染みが気になる方はぜひ参考にしてみてください。

スーツの染み抜きは絶対にサボるな

スーツの染み抜き

体型がカッチリしている方の中には、よく汗をかいてしまうという方も多いはず。

汗をたくさんかけば、スーツには汗染みなどができてしまいます。

汗だけでなく不注意で飲み物をこぼしたりして、染みができてしまうこともあるでしょう。

でも、家庭でスーツを洗っている人はわずか12%程度と言われています。

スーツの染み抜きは覚えておくと、万が一の時にもシミになりません。

クリーニング代も節約する事ができるのでオススメ。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/senshoshi1960/41/10/41_10_843/_pdf/-char/ja

染みの抜き方

スーツなどにつく染みには、「水溶性」と「油溶性」の2種類

ソースやしょうゆ、果汁、お茶などでできた染みは、水に溶けやすい水溶性の染み。

牛乳や口紅、ボールペンなどでできた染みは、油溶性で水に溶けにくい染みです。

水溶性と油溶性では性質が異なるため、染みの抜き方にも違いがあります。

基本的には染みができた際にはすぐに拭き取るのが鉄則。

でも、拭き取り方にも注意が必要です。

染みの性質に合わせた処置の方法をお届けします。

水溶性の染みの抜き方

染みの抜き方

1.汚れの下に水やお湯で濡らし硬く絞ったタオルなどを敷く
2.割りばしにガーゼやティッシュなどを巻きつけた綿棒で叩く
3.最後に乾いた布で汚れをふき取る

割りばしがない時は、汚れの両側をタオルではさみ、叩いても〇。

水やお湯で落ちない場合は洗剤を混ぜて叩いてみて。

油溶性の染みの抜き方

油溶性の染みがついてしまったら応急処置として乾いた布でつまむように拭くのがベスト。

家についたら、以下の手順で染み抜きをしてみて。

1.ぬるま湯などに洗剤を溶かし、しばらく放置
2.ぬるま湯やお湯で濡らし硬く絞った布を汚れの下に敷く
3.洗剤を含ませた綿棒で叩く

もしも、口紅などが付いた際はアルコールやベンジンを使うといいですよ。

汗染みの抜き方

スーツの染み

汗染みは他の染みと違いそれほど目立ちません。

しかし、時間が経つと臭いがついてしまうのが難点。

襟元や脇には汗染みだけでなく、黄ばみ汚れがついてしまうこともあるでしょう。

汚れの性質としては水溶性ですが、範囲が広いととタオルでは対処できなくなる。

そこで、汗染みと黄ばみ汚れの抜き方を解説していきます。

汗染みの抜き方

汗染みの場合は染みと同時に臭いも落とす必要アリ。

以下の手順で、しっかりと汗染みを抜いていきましょう。

1.衣類用のブラシで軽く汚れを落とす
2.50度程度のお湯につけたタオルで染みを叩く
3.陰干しで乾かす

臭いが気になる場合には、乾かす前にスチームをかけるのがベター。

アイロンをかけてから乾かすと臭いが取れやすくなるのでオススメです。

汗による黄ばみ

ワイシャツの襟元やわきの部では、分汗染みと皮脂汚れが混じって黄ばみが…。

洗濯前のひと手間で落としやすくしていきましょう。

簡単にできるので、ぜひ試してみて。

1.黄ばみに洗濯洗剤を直接つけ、軽く揉み込む
2.人肌より少し熱いくらいのお湯に漂白剤を加えて1時間ほどつける
3.通常通りに洗濯する

ものによっては、漂白剤が使用できない場合もあります。

また、つけ置きすぎは生地が傷めてしまうので気を付けて。

スーツの染み抜き方法はマスターすべし

スーツの染みはできてからなるべく早くとることがポイント

自宅でできる染み抜きの方法を知っておけば、出張先などでも安心です。

特に汗染みの臭いは、ワイシャツ越しにスーツへ染み付くので注意が必要。

汗をかきやすくても、染み抜きの方法を知っておけば問題なし。

ぽっちゃりだからこそ、これはマスターしておきたいですよね。