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【デキるポチャメンのおすすめグルメ】株式会社GO 代表取締役 三浦崇宏【ザ・ポチャフェッショナル後編】

「ザ・ポチャフェッショナル」第一回目のゲストは、PR/クリエイティブディレクターの三浦崇宏さん。後編の今回は、三浦さんオススメのグルメ情報を大公開!

僕、睡眠欲をすべて食欲に割り振ったようなタイプです

──広告の仕事というと、毎日忙しくて不規則な生活を余儀なくされると思いますが、きちんと食事と睡眠は取れますか?

「僕はショートスリーパーで、そんなに睡眠時間がなくても大丈夫なんです。睡眠欲、食欲、性欲があるとしたら、睡眠をすべて食欲に割り振ったようなタイプで。ただ、寝ないと太るんですよね。起きていると、ついつい食事をしてしまうし」

──夜中に食べることも多いですか?

「深夜2時~3時まで仕事をしていると、小腹が空くじゃないですか。そうすると、ラーメンとライスと餃子いけちゃいますよね。ご多分に漏れず、僕も炭水化物が好きなので。お酒がまったく飲めないから、食事に行くと無限に炭水化物を食べてます。麺と米でできた体です(笑)」

──好きなラーメン店はありますか?

「麻布十番にある『新福菜館』というラーメン屋はよく行きます。京都の有名なラーメン屋の支店なんですが、そこのラーメン・チャーハンセットが好きです。見た目は真っ黒なスープですが、意外とあっさりした醤油味で。そのスープとチャーハンとのマッチングが最高に素晴らしいです。あと、『鶏そば十番156』も深夜4時までやっているので、朝まで仕事していると帰りに寄って食べますね。鶏白湯が有名なお店ですが、僕のオススメは鶏煮干中華そば。店員さんが引くくらい、生姜をたっぷり入れて食べるのが好きです」

──カレーライスだったらオススメの店はありますか?

「カレーは恵比寿にある『sync(シンク)』がオススメです。牡蠣とクレソンのカレーという名作があるんですが、ナンプラーとゆで卵とチーズをトッピングして、パクチーも大量にトッピングして食べるのが僕のお気に入りです」

──焼肉店だと?

「最近だと、広尾にある『肉匠堀越』によく行きます。ここは本当に美味しいのでオススメです。コースのみですが、一番いい部位を一番いい焼き方で焼いて順番に出してくれる焼肉懐石なんです。麻布十番に『さかなや富ちゃん』というブリしゃぶの有名な割烹があって、そこの息子さんがやっているんですけど、父が魚屋で、子供が肉屋というのが面白いですね」

──スイーツも好きですか?

「好きですよ。これも麻布十番に最近オープンしたお店なんですが、『beillevaire(ベイユヴェール)』のバターサンドは絶品です。薄いビスケットの間に、濃厚バターが大量に挟まっている“カロリーの塊”のような食べ物なんですけど、ものすごく美味しいです」

気になるお店をリスト化。『ミシュラン』ならぬ『ミウラン』マル秘メモ

──さすが、最新グルメ情報にも精通してますね。

「『ミウラン』という僕のメモ帳があって。気になるお店や行ってみたいお店をリスト化しているんです。世の中、安くて美味しい店はたくさんありますからね」

──スマホで食事の写真を撮ったりしますか?

「僕はメシの写真を撮らないようにしているんです。それには2つ理由があって。ひとつは、SNSに載せる自慢のために撮るのはどうかな、と。前の会社を辞めて独立したばかりで、『あいつ、いいものばかり食べているな』って思われるのもよろしくないので。もうひとつの理由は、出されたらすぐに食べたいからです。寿司も焼肉も、お店側はすぐに食べてほしいわけで、写真を撮られるとは思ってないですよね」

──最近は「インスタ映え」という言葉もよく耳にします。

「サンドウィッチの間にエビをたくさん挟むとか、どんぶりが隠れるくらいローストビーフを乗せるとか、そういうのですよね。もちろんそれがバズって集客につながるのであれば飲食店にとって喜ぶべきことですが、そこがありきで、料理がおざなりになってしまうのはどうかと思います」

痩せる努力はしなくていい。努力は仕事ですればいい

──ところで、最近は「痩せていることが美しい」という風潮がありますが、ダイエットやジム通いなどの“痩せ信仰”についてどのようにお考えですか?

「女性と男性でまた違うと思いますが、男性に関していえば、“痩せている”ことより、“痩せる努力をしている”ことが認められる社会になってきていますよね。『ジムに通っている』とか『毎朝ランニングしている』とか『休日はトライアスロンしてる』というような、“痩せる努力をしている”人が増えている。でも、それって要するに、SNSで『いいね!』をされたいとか、まわりの人に『自分はこういう努力をしているんだ』と伝えたいという気持ちが強いからだと思うんですよ」

──周囲に対して「自分は努力ができる人間です」というアピールの意味もある、と。

「そうです。一生懸命仕事をして、美味しいものを食べて、毎日を楽しく生きていたら、そんな『痩せようと努力してます』なんてことを声高に主張する必要ない。努力は仕事ですればいい。僕はそう思っています」

──仕事を一生懸命頑張っていたら、SNSでアピールしている余裕なんてないですもんね。

「本当にそうです。日々やらなきゃいけないことに追われて、全然時間が足りないですから。そりゃ『Mr.Babe』の連載コラムも滞りますよ。今日が締め切りなんですけど(笑)」

「麺と米でできた体」(本人談)というポッチャリ体型をいかし、広告業界の最前線で活躍する三浦さん。彼にとって美味しいものを腹一杯食べること、自分流のファッションを楽しむことこそが、明日の仕事に活力を与えるのかもしれない。

前編のインタビューはこちらから

三浦崇宏(みうら・たかひろ)
2007年 博報堂入社。同社、ならびにTBWA\HAKUHODOにて、ストラテジックプラニング、PR、クリエイティブを歴任。2017年独立。カンヌ広告祭・日本PR大賞・フジサンケイグループ広告大賞など数々の広告賞を受賞。
2017年株式会社GOを設立。
株式会社QREATOR AGENT 取締役、渋谷区観光協会 プロデューサー。
Mr.Babeプロデューサーでもある。

Mr.Babe編集部