アメリカ東海岸で生まれたアウトドアライフスタイルブランド、ティンバーランドは、自然保護やコミュニティへの取り組みを企業理念に掲げている。そのCSR活動の一環として、「Nature Needs Heroes」のスローガンのもと、2001年より世界中で960万本以上の植樹を行い、3億1千万本ものPETボトルをフットウェアとして再利用。そして2020年までにフットウェア製品において、リサイクル素材・オーガニック素材・再生可能素材を使ったコンポーネントが少なくとも1点以上含まれている製品の比率を100％にするという目標達成に向けて着実に歩みを進めている。
そして2019年春夏、この活動を象徴するカプセルコレクションとして、リサイクル素材やオーガニック素材を使用したフットウェア、アパレル、アクセサリーで構成される「Nature Needs Heroes」コレクションを展開するのだ。
同コレクションは、ブランドのアーカイブから、現代のユースカルチャー向けにイメージを一新させた2スタイルのフットウェアアイテムを中心に、ReBOTL（TM） ファブリック、リサイクルナイロン、オーガニックコットンなど自然環境に配慮した素材を使用したフットウェア、アパレル、アクセサリーで構成されている。
フットウェアでは、ラギッドなシルエットと革新的なディテールが融合した「リップコード バンジー（ファブリック）」が、大胆な色使いとアイキャッチーなブランドロゴで登場。
また、プレミアムスウェードレザーのアッパーが特徴の「リップコード バンジー（スウエード）」は、レザー・ワーキング・グループによる評価がシルバーのタンナリーから材料を調達。シミや擦り傷防止に高い効果を発揮し、シューズの美しさをより長く保つ“ディフェンダー リペレント システム（R）”加工を施している。
スリッポンスタイルとEVAフットベッドが履き心地の良さを生み出す一方、独自開発の画期的なソール“エアロコア（TM） エナジー システム”が、ラバーのラグアウトソールと相まって、高いエネルギーリターン率を実現。どんな状態の足元でもしっかりとしたグリップを発揮するので、より快適な活動を約束してくれる。
アパレルは、リサイクルPET素材を最低でも40%含有するティンバーランドの独自開発素材“ReBOTL（TM）”のリップストップファブリックを使用した「オウルズ ヘッド “ドゥ グッド” ボンバージャケット」と、オーガニックコットン100％のヘビーウェイトジャージーで仕立てた「ステートメント T」がキーアイテム。Tシャツのデザインそのものが、「LEAVE ONLY FOOTPRINTS（後に残すのは足跡だけ）」というティンバーランドの環境保護スローガンを表現している。
ファッションとはまとう、思想だ。ただポチャイリッシュなだけではなく、ポチャイリッシュでありつつ自然と共存しているーーこのコレクションはそれを可能にしてくれるのだ。