太っていると汗かきな訳
ぽっちゃりさんには汗かきが多いです。それにはちゃんとした理由があります。人は体温調節をするために汗をかきます。太っている人は皮下脂肪が多く熱を放出するのを妨げているので、体内にこもった熱を放出しようと多くの汗をかきます。また皮下脂肪だけでなく内臓脂肪の多い人も放出を妨げられるので体温を調整しようとする時に大量の汗をかきます。
痩せている人も原理は同じですが皮下脂肪や内臓脂肪の量によって発汗量が違うことは確かなようです。
汗のにおいがきつい訳
外に排出される汗の中には摂りすぎた栄養素が含まれています。その栄養素を元に細菌が繁殖し活動も活発になるので体臭が強くなります。脂っこいもの、スナック菓子、炭水化物類、味の濃いものを好んで食べていると体の酸化を促して汗が臭う可能性が強くなります。また運動量に対し、酸素を取り込む力も低いので酸素を十分に取り込めず無酸素運動によってエネルギーを取ろうとするので汗の中の乳酸が増えて汗の臭いの原因にもなります。
臭いが強い汗を減らしたい場合は、皮下脂肪や内臓脂肪を落とすのが近道です。男性は内臓脂肪は落ちやすいので有酸素運動で効率よく内臓脂肪を減らすといいでしょう。
臭わない汗
汗にはにおわない汗があります。ミネラルを含まないほぼ水分だけの汗がそうです。この良い汗を出すには汗腺を鍛える必要があります。正常な場合は体温を上げると血液中のミネラルや水分が汗腺に入り、必要なミネラルは再度血液中に取り込まれ、汗の水分と少量の塩とだけになって排出されます。ほぼ水分なので臭わないのです。このように良い汗をかくのには有酸素運動を心がけて軽く汗ばむ程度に歩いたり、おやつにはあたたかい飲み物を飲んだり、汗はこまめに拭き取り肌の表面を酸性にし清潔を保つのがいいでしょう。お風呂屋サウナで汗をかいて汗腺を鍛えましょう。
精神的な原因の汗
たくさん汗をかく人の中には多汗症が原因の人もいます。交感神経が敏感な人は、緊張したりストレスが原因で汗をかきやすくなる事があり、また精神的要因以外にもホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れが原因の場合もあります。中には代謝が悪くあまり汗をかかない人もいるので太っている人が汗かきだとは言い切れませんが、ぽっちゃりさんは生活習慣の乱れから多汗症に陥る人も多いので、身の回りの習慣を見直していく事で、臭いの無いさらさらした良い汗をかくことができるようにしましょう。