Fashion

あえて体型(デブ)を気にして楽しむファッション【ポチャファッション基本講座04】

ポチャメンに効くファッション基礎講座 第四回。基本を押さえてファッションを楽しむべし!

ぞのです!やっと最初のベースが整いましたね。
ポチャメンファッション基礎講座4回目です。前の記事はこちらをチェック!
●基本講座01(下半身編)
●基本講座02(靴編)
●基本講座03(上半身編)

デブだからオシャレができない
デブだから服が選べない
デブだから流行を楽しめない

という意識は段々無くなってきた皆さん!

今度は基礎の基礎を各々のオシャレに活かす方法を知りましょう。ベースから他との差を作る方法!

とその効能について!

ベースだけあって整って見えるものの、逆を言えば控えめで主張がないので埋もれてしまいますし、他人の目はもちろん自分の目も満足させたいですよね。

「ベースなんだから間違いないんじゃない?」
そのベースを活かせます。

「どうやって差を出せばいいのかわからない…」

丁寧に解説します。

というわけで

基礎を固めた後のお話です「体型(デブ)を気にして楽しむファッション」始まります。

前回は白シャツの効能とスーツの要素を取り入れること、についてお話しましたね。

今回は発展的な
「老若男女に“見られる”前提の私服」

黒ベースのボトムス(下)と靴にはトップス(上)は白シャツを合わせると印象の重さを解消しつつ自然な仕上がりに。

画像の左の方がトップス(上)に注視してしまうように「特に体型(スタイル)に影響する脚が目立たない」ので、上半身と下半身への注目をそれぞれ分散できます。脚は限界までスタイリッシュに見せつつトップス(上)に視線を集められ白と黒が半々で重い印象も解消できるのでオールシーズン対応できます。

ベースらしくそれぞれの相性や効能が相乗効果的に詰まってます、 が!全員ベースに忠実だと画一化してしまい、オシャレも何もありません!

「でも弱点(体型)を最大にカバーしてくれるのでは…?」

それもそうですが季節感を考えた画像を用意しました。

シャツの袖とボトムス(下)の裾をまくっただけでスッキリしません?

その正体は…も何も無いんですけど、暑い夏には適度な肌の露出があると自然で涼しげに見えますよね。

更に言えばもう一点決定的なのが人体(デブの体型)において特に細い部分がしっかり見えているからです。

「脚と足の境界線は見えちゃうよね?」
「露出した部分が見え過ぎると寂しくない?」


そもそも夏場にフルレングスのトップス(上)とボトムス(下)を合わせたらオシャレかどうかより暑苦しいですよね? もちろん見た目が良く見えるに越したことはないのですが、そもそもが他人に見られるものなので印象って大事なんですよ。

冠婚葬祭にスウェットを着たり登山しにスーツを着たり明らかにTPOに合っていないと違和感を覚えますよね?

夏場は暑いから涼しい格好の方が自然、といったように逆に敢えて我慢してると「色々と犠牲にして頑張っちゃってる」と思われてしまいオシャレかどうかを感じさせる前に障害ができるわけです。

季節感を加味してベースの格好を整えるなら袖と裾をまくるだけ。

実に簡単ですね。

更に追記していくと肉がつきにくい人体の先端であり緩急のある部分である
首/手首/足首
三首と言われています。

実はファッション的に三首はかなり重要な部分であり、そこをどう処理するかで見栄えというものが180度変わってきます。(首/手首/足首のディテールだけマイナーチェンジした服もたくさんあります。)

パリコレに出るモデルですら三首を大胆に露出したり強調したり装飾したり様々なパターンを考えた上でスタイリングされています。

肉付きの良い体型の人間だと更に三首に緩急があるので、そこをどう処理するかでほとんど見え方が決まってきます。

頭身が下がりがちなデブとしてはまずスッキリした大人っぽい印象を押さえ、必要であれば露出してみたり装飾してみたり考えていきましょう。

(裾をまくると確かに脚と足の境界をぼかす効果自体はなくなりますが、細身のボトムス/靴なのでパーツ毎にはしっかりスタイリッシュに見えますのでそこまで心配はいりません。)

「でもやっぱりまだオシャレというには物足りなさがある気が…」

長い道のりでしたが…やっとの思いでそれらしい味付けに辿りつきました。

先ほどのベースに小物を2点加えました。ベースなのでいくらでも調整の余地がありますがまずは帽子と腕時計を足したパターンを見ていきましょう。

腕時計でニュアンスをプラスする

毎度おなじみですが実物想定済みです。

出典:カシオ https://store.shopping.yahoo.co.jp/takeden-toshi/4971850859413.html?sc_e=slga_pla

カシオ スタンダード アナログモデル MQ-24-7BLLJF(型番)です。
腕時計でカシオと言えばセイコーと並んで世界的に有名なメーカーですね。
「入手も簡単でドンキにもあります。」

が、決して安っぽい作りというわけではなく、時間もズレにくい高水準なクオーツ使用。軽くて触れた時の不快感も無く実用性と視認性とも◎。 値段も安いのが特徴、1000円台で買えてしまいます。太っていてもベルト穴で調整できるので着用に体型が関係無いのも嬉しいところ。
(カシオの低価格モデルはチープカシオと呼ばれ老若男女問わず大人気です。)

「ベースに足して個性を出すには控えめじゃない?」
その通りですがそれでいいのです。何故なら腕まくりしている手首は三首の中でも一番露出率が高いのでそこに何かあるだけでニュアンスが出るからです。

少し頭を切り替えて想像してみてください。

  • Tシャツを着る(手首を見せる)
  • ハーフパンツを履く(足首を見せる)
  • 胸が大きく開いた服を着る(首元を見せる)

  • Tシャツを着るのはこの中で一番抵抗が無いと思います。腕は肌を見せるのに抵抗が少ない部分なので裸で寂しい印象になりがち…

    防衛本能や社会的慣習なのか人間にとって露出したくない部分は隠す(衣類を纏う)ものの、そうでない部分は必要に応じて露出させるもの。

    夏場の腕周りは特に露出しがちで味気ない部分なので濃い味をつけなくてもしっかり味わいが出ます。

    小物を足すのはオシャレの調整役には有効ですが、足し過ぎると不自然な印象を与えます。

    自然な印象がその人をオシャレに見せてくれる架け橋という部分でも腕時計はつけることに必然性があるのでスッと馴染みます。

    更に言えばベースの格好より少し癖があるけど何かもう一つニュアンスを足したいという時に調整役にも使いやすく一つ目に持つ小物にはぴったりというわけです。

    小物を足して印象を調整したい時はまず手首から気にするように!というところは掴めましたか?

    1点足すだけでも十分ニュアンスが出ますが、ベースが落ち着いているのでダメ押しでもう1点くらい足したいところ。

    3点以上だと焦点が絞れず余計になる可能性が出てくるので小物は2点使うくらいがちょうど良いものとしてこの記事を書いています。

    ということで先ほどの画像で足されていた帽子について言及していきます。

    ジェットキャップでニュアンスをプラスする

    言わずもがなまたまた実物想定済みです。

    出典:GU http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/285956#thumbnailSelect
    GUのジェットキャップです。

    ワークブランドやストリートブランドが好きな人にはお馴染みのアイテムかと思いますが、ベースボールキャップほど丸みを帯びておらず頭の形に沿って作られているのでよりスタイリッシュな印象です。

    デザインもミニマルで使いやすく、真ん中のタグも地味になりすぎない程度のアクセントとして活きてくるので程よく主張してくれます。

    「ユニクロは高品質だけどGUは安っぽいんじゃない?」

    実はこのアイテムはよくできていて、大量生産で使える素材を上手く加工することでアイテムの見た目も守りつつ実用性を重視した作りになっています。

    「そもそも夏の日差し対策に帽子を被るにしても黒だと暑いよ!」


    と思われた方もいると思うのでその点も一緒に解決します。

    この帽子の素材感なのですが、リップストップ(rip-stop)という裂け止めの意味を冠した登山用品で使われるような素材感で作られています。

    アクティブなシーンで使うアイテムの素材感だけに軽くて薄く、更に丈夫さも兼ね備えた優れもの。


    品質:限られた資材でも加工によって向上
    夏バテ:夏の日差しを遮る
    着用感:黒くても生地が薄く軽い上通気性も◎


    という揃い踏み…オシャレ始めたてのポチャメンが夏に被るのにこれ以上自然なアイテムがあるでしょうか?(更に顔周りのものがあると対比的に小顔に見えるのでスタイルアップにも繋がります。)

    しかもジェットキャップはベースボールキャップほどブランド毎の展開が広くないので値段も高めな型のアイテムです。

    それが790円、安過ぎます。

    「デブの頭ってかなりでかいよ??オレでも大丈夫??」
    もちろん、調整できますから。

    出典:GU

    ガシガシ使っても気にしなくても良い値段が嬉しい一品! 積極的に使っていきましょう!
    (ちなみに今まで紹介した商品を全て揃えても現在価格的に考えれば1万円程度です…帽子に限らずガシガシ使っていきましょう!)

    ベースからの発展系〜小物足し〜でした。

    今回のまとめ… 季節感を出す/自然さを演出

  • 違和感が無くなりオシャレにフィルターがかからない
  • 見た目だけでなく機能的で快適に過ごせる
  • 狙った部分にダイレクトに視線を集められる
  • 小物は2点まで

  • 多すぎず少なすぎず十分に個性を出せる
  • 足すことに意味があるので癖が少ないものを選ぶ

  • ベースを活かして…
    自然な印象調整×やり過ぎない主張=初のオシャレデブデビュー
    以上!!

    「オシャレに見せたい」
    「スタート地点から踏み出したい」

    という目的ならベースを揃えた後に何をすべきか…色々試してみたいという気持ちも出てきましたかね?

    ズバリ!皆さんは小技と小物を意識しましょう!

    おまけ 「足首見せるのは良いけど裸足はちょっと抵抗が…」

    安心してください、履いてます。

    ベリーショートソックス

    ユニクロ様様です、足首見せをしつつ蒸れず裸足履きに見える優れもの。特に黒なら何かの拍子にはみ出ても安心ですね。

    こちら3足990円対象ソックスです、超安いです。短いから脱げやすい、という部分もかかとにストッパーが付いており脱げにくくなっている作りの細かさ。

    消臭機能も付いており、夏場にはぴったりのアイテム。ぜひこのアイテムを使って定番の足見せスタイルを試してみてください。

    基礎の基礎(ベース作り)編はここまでです。

    「ベーシックって便利!」
    「色んなファッションに挑戦したくなった!」

    と思っていただければ幸いです。

    ここまで読んでいただいた方々、お疲れ様でした。ひとまず基礎の基礎は終わりです。

    自分なりに工夫したりお気に入りの服の合わせ方を考えたりしながら引き続き体型(デブ)を気にしてファッションを楽しみましょう!

    ベースとその味付けが終わったので様々な方向への道が開けました…

    次回はおまけ(別視点)編としてもう少し違った角度からの小物使いを検証していきたいと思います。

    読む前より自信がつきましたかね?!
    最初は真似でもOK!!その後は自分なりのオシャレに挑戦してみよう!!

    次の記事はこちらをチェック!
    ●基本講座01(下半身編)
    ●基本講座02(靴編)
    ●基本講座03(上半身編)
    ●基本講座04(小物編)
    ●基本講座05(小物編)

    ファッションライター ぞの